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水やお茶の補給は大間違い! 「熱中症」と「夏バテ」の真実

yoshiki

「水やお茶をこまめに」が熱中症を悪化させる?

熱中症が心配で「水やお茶」ばかり飲んでいませんか?

熱中症対策として「水やお茶」を飲むのは非常に危険です。

 そもそも「熱中症」とは?


 生きている限り、体は常に発熱しています。その熱をに体外に排出する為に発汗が必要です。その発汗には、必ず塩分(ナトリウム)が必要です。しかし発汗が続くとナトリウム不足となり、生命維持に必要な最低限のナトリウムの確保を優先するため、発汗を止めてしまいます。
 発汗出来ないと、体の熱を放出することが出来ず、体の中に熱が溜まり続け、一気に高体温になります。それが熱中症です。


 「熱中症」の本態は「塩不足」であり、水不足ではありません。

 「脱水」という言葉の功罪

 大量の発汗により多く失われるのは、水の方では無く、体にとって命綱である「塩分(ナトリウム)」なのです。体の多くは水であり、水には大変余裕があります。
 しかし人体は、「塩」蓄えることが出来ません。発汗により塩分は容易に失われます。

その様な時に水だけを飲むと塩分は更に薄まり、かえって悪化します。


 そもそも、「脱水」という表現が水不足をイメージさせ、良くないのでしょう。正確には血管内脱水です。血管内に水を保つのは塩分濃度です。水が無いのでは無く、塩がないのです。「脱水」では無く、「脱塩」に変えた方がイメージしやすいでしょうか。

 熱中症予備軍の状態で水を補うと、血液の塩分濃度が更に下がり、血管内脱水は悪化してしまいます。過剰な水分摂取は、頭痛、吐き気、だるさ、最悪の場合は意識を失う「水中毒(低ナトリウム血症)」を引き起こします。

 熱中症で倒れている人に水やお茶を飲ませることは、とどめを刺すことにすらなります。

 歴史と現場が証明する「塩」の大切さ

 人間は、塩がなければ生きられません。
心臓や筋肉を動かすためにも塩分は不可欠です。

 戦国時代の知恵:上杉謙信の「敵に塩を送る」の逸話や、姫路城の塩の貯蔵庫は、塩が命の維持に直結していた証拠です。

 フーバーダムの教訓:米国のダム建設時、熱中症の死者が相次ぎましたが、作業員に塩を補給させることで死者がゼロになりました。

 鉄工所の対策:現代でも、高温の鉄工所等ではお皿に塩を盛り、なめながら作業して熱中症を防いでいます。

見逃してはいけない「危険なサイン」

「暑いのに先程まで出ていた汗が止まった」;体が塩不足になり、これ以上塩を失わないよう発汗を強制ストップした証拠です。熱が体内にこもり、一気に重症化します。

「全身のこむら返り」;深刻な低ナトリウム血症のサインです。手足が痺れだし、クーラーに当たると、冷えた所が痙攣し、こむら返りを起こします。

風邪でもないのに怠く頭痛がしていて、急に高体温上昇し出し、発汗が止まったり痙攣、しびれ意識混濁があれば、本当の熱中症です。

一刻を争う命に関わる疾患で、救急車を呼ぶのをためらわないで下さい。

「夏バテ」の原因は「水の摂りすぎ」です。

 「お腹が張る」「下痢をする」「食欲がない」「体がだるい」といった夏バテの症状。

実はこれも、塩分のないものを飲みすぎて胃腸が薄まり、弱ってしまっている状態(水中毒)です。

 喉が渇くのは、塩分を取り過ぎた時です。その時は水を飲みましょう。喉も渇いていないのに、暑いから飲む、と言うのは体に良くありません。料理が薄味に感じたら、塩分不足、濃く感じたら、塩分摂りすぎ傾向です。自分の感覚を大切にしてください。


 夏バテの一番の良薬は塩なのです。

 いつもより下の血圧が下がりすぎたら、塩分不足、下の血圧が上がったら、水分か塩分の過剰です。
お気を付けください。

 本来高血圧ではないのに、水を飲み過ぎて高血圧になってしまっている方も時々見受けます。薬を出しても下の血圧が下がらないので良く話を聞くと、1日水を2リットル飲んでいたとか。デトックスとか言って行うこの行為は絶対体に悪く、すぐ止めて下さい。

 過剰の水も体には毒なのです。

 特にこの夏の猛暑、ご注意を。
 湿度が高く、気温が体温の37度を超えていたら、塩分を摂って発汗しても体温を下げられません。乾燥地域の40度よりも危険です。外気温が逆に体に入ってきます。これは熱射病です。外出を控え、30℃以下の室温を保持して下さい。

 高砂市周辺は海に近く湿度が高くなりやすい地域です。熱中症や夏バテが心配な方、体調に不安のある方は、我慢せず早めにご相談ください。伊保駅から徒歩5分の鹿岳胃腸科・内科で、患者さん一人ひとりに合わせた診療を行っています。

鹿岳胃腸科・内科

〒676-0078 兵庫県高砂市伊保1-4-27
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伊保駅から徒歩5分・駐車場10台完備

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